6.29「紫陽花革命」と熊本連帯行動


大飯原発再稼働の撤回を求めて20万人(主催者発表)もの人たちが首相官邸前に集まった6月29日の抗議行動。
誰が名付けたか、その名も「紫陽花(あじさい)革命」。
週をおうごとに増え続ける参加人数に、今週は10万人をこえるのではないかと予想はしていましたが、まさかここまでの人たちが詰めかけるとは思いませんでした。
翌日の「しんぶん赤旗」の紙面を見て、身震いを覚えました。



それで翌日新聞各紙(「毎日」「朝日」「読売」「熊日」「西日本」)で、どのように報じられているかをみてみましたが、一面カラー写真つきで報じていたのは、「毎日」「西日本」。
熊日」が、社会面でカラー写真つきで報じていました。


解せないのは「朝日」で、官邸前の抗議行動については、「首相官邸前では約1万7千人(警視庁調べ)が集まったといい、周辺は騒然となった」のたった一行のみ(もちろん写真はない。デジタル版では相応に報じているのに…、この点も解せない)で、かわりに熊本、長崎での連帯行動を報じていました(熊本での連帯行動の写真を掲載)。


そして!! 「読売」にいたっては、恐ろしいことに全く報じていない!!(私の見間違いでなければいいのですが)
これには、身震いどころではなく、戦慄さえおぼえました。
ここまで、露骨にやるのか!?…と。


これは「権力の監視役」というメディア本来のありかたとは、およそかけ離れたもので、「公正」「公平」「独立」といったジャーナリズムの魂をみずから投げ捨てているもの、と言わざるをえません。


さて、「朝日」でも取り上げられていた、熊本での連帯行動(下通・パルコ前)に私も参加してきました。





今回の連帯行動、いろんな立場の違いをこえた人々が自発的につどい、誰が先導するのでもない、デモやシュプレヒコールもなく、参加者ひとりひとりが通行人、市民と対話する、というやり方がよかったと思いました。



呼びかけ人のお一人は、今回の集まりについて、6.29行動に呼応するためというものではない。以前から自分たちはこの場所でみなさんへの呼びかけを続けてきた。今日もその延長上にほかならない。ぜひ皆さんも自分のやりかたで呼びかけをしてほしい、と仰っていました。
なるほど、こういうことこそ持続可能なやりかたで、みんなで根気強く続けることが大事なのですね。


であるならば、わたしも呼びかけをはじめてみる…!、そう思うこの頃。
週末の夕刻、パルコ前で!