憲法記念日 ・ 鎌仲ひとみさん講演会

5月3日、65回目の憲法記念日
この日は、午前中から宣伝カーをだして市内を宣伝してまわりました。
まずは、健軍商店街前で、なす まどか市議とともに訴え。

この日の演説、自分は前の晩から原稿を準備していて、それを何度も読み込んで
覚えようとしたのだけれども、全く頭にはいらず…。
結局は原稿をチラ見しながらの演説でした(ガックシ)。
一方なす市議、登壇するや、立て板に水の実になめらかなしゃべりっぷり。
やはり現役の議員はちがうなあ、と思い知らされました。

私たちが訴えをしているとき、一台の黒塗りの車がどこからともなくやって来て、
宣伝カーの後ろにピタッとくっついたまま、動こうとしません。
あたかも無言の威嚇をしているようでした。R翼系の方だったのかな?
よく、憲法記念日での宣伝では、R翼系の方々の演説妨害の話しが語りぐさになっていましたので、
この日はどんなことがおきるだろうかと、ちょっと心配もしていたのですが、
なにも起こらずよかったです。

移動中、改憲派(主にR翼)の街宣車と何台もすれ違いました。
みなさん総じて、とても元気がいい。
私たちとは、あきらかに勢いが違う。この差は、いったい何だろう。
ひとつには音楽があるのではないか、という話しになりました。
確かにあちらは、一発でそれと分かる音楽を、大音量で流していらっしゃる。
これが、かなり効果的ではないかと。

それで、私たちも次回からは、『インターナショナル』(ソウル・フラワー・モノノケ・サミットのヴァージョンで)を爆音でならしながら宣伝することにしました(笑)。

午後からは、第30回憲法をまもる熊本県民のつどい『鎌仲ひとみ監督・講演会』に参加。

監督のおはなしは、どれも示唆に富むものばかりでした。
憲法のからみでは、福島(原発立地自治体)でのさまざまな人権侵害、これが問題であるとの話しがされました。
事故前でいえば、住民の分断、監視、脅迫、買収などの広義での暴力や、原発反対の市民的自由の侵害。事故後はいわれのないあらゆる差別や偏見。

また、今度の原発事故においては、原発と人権の問題の新たな憲法上の位置づけについて、
従来の「25条・社会的生存権」(資本主義の矛盾をめぐる長いたたかいによって獲得された)と、
「前文・平和的生存権」(二度の大戦の惨禍、痛苦のうえに確立された)にくわえて、
「環境的生存権」が必要ではないかと。
それほど放射線の地理的、時間的なダメージによる原発事故の被害と影響は、
異質で甚大なものであると。これはとても興味深いお話でした。

また、スウェーデンでの原発ならぬ糞発(ふんぱつ)エネルギーのはなし、これも笑ったなあ。

講演会後は、みんなでパレード。



みてください、参加者のこの楽しそうな笑顔。
やはり、デモ、パレードはこうでなきゃ、とても一般の人たちの共感は得られませんよね。
あー、楽しかった!